父親になるとテストステロン低下?
テストステロンは男性ホルモンの代表的なホルモンです。
胎児期には母親のお腹の中でテストステロンの影響によって男子としての特徴を獲得し、思春期には睾丸から大量に分泌されるテストステロンによって骨や筋肉が急速に発達し、男性らしくなり、性器も大きくなり、性的な欲求の高まりを感じます。
テストステロンが豊富な男性は闘争心が強く、生気にあふれ、魅力的に見え、テストステロンが多いといわゆる肉食系の香りがして、女性を引き付けてモテるとも言われています。
テストステロンについて面白い研究があります。
2011年、アメリカの研究チームが男性のテストステロンの増減に関する研究を行いました。
以下の結果が得られました。
・研究開始前にテストステロンが豊富な男性はその後、父親になっている確率が高かった
これはテストステロンが多いと魅力的で性欲も強いので理解しやすいですね。
・子供ができると独身の時と比べてテストステロンの量が3割下がる。
年齢とともに男性ホルモン低下しますが、同じ条件で、独身の男性では約1割の減少にとどまっていたようです。さらに子育てに毎日1時間以上関わる男性のテストステロンは、まったく子育てにかかわらない男性よりもテストステロンの量は約2割少なかったということです。これについては父親として子育てに携わることについて分泌が抑制されたのではと考えらえています。
これは皆さまどう思われるでしょうか。
実際どれほどホルモン値が下がったとか、研究対象になった人数などは不明ですが、周りをみると子供ができておとなしくなったという人は多い気がします。これは主観ですが、特に女の子ができた男性は落ち着くような気がします。
本能的に家庭外で子孫を残さないようにできているのでしょうか。
大阪梅田ライオンズEDクリニック 院長