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持続勃起症とは?(ED治療薬内服で注意すること)

[2020.12.24]

バイアグラなどED治療薬は副作用として、ほてり、頭痛など血管拡張作用がありますが、注意すべき起こりうる副作用として持続勃起症があります。

持続勃起症は「性的刺激、性的興奮とは無関係である勃起が4時間を超えて持続している状態」と定義されています。持続勃起症には2種類あり、静脈性持続勃起症と動脈性持続勃起症に分類されます。

静脈性持続勃起症

陰茎海綿体に内の血液の戻りが悪く、海綿体内がうっ血することで生じる。

動脈性持続勃起症

陰茎海綿体の動脈が、何らかの原因で破れ、動脈血が常に海綿体に流入し生じる。

特に注意が必要なのは静脈性持続勃起症です。静脈性持続勃起症は虚血性持続勃起症とも呼ばれ、陰茎海綿体内に古い血液が留まり、新鮮な酸素を含んだ動脈血が流入しなくなり、海綿体内の組織が虚血(酸素不足)に陥ります。発症から6時間で陰茎海綿体が壊死し始めます。海綿体組織が壊死した結果、不可逆的な勃起不全に陥ったり、重篤な場合は陰茎を失うことになります。緊急処置が必要な場合があります。

静脈性持続勃起症と動脈性持続勃起症の見分け方は静脈性の方が完全勃起で強く勃起しており、陰茎に激しい痛みを伴うという事です。

動脈性持続勃起賞症は会陰部といわれる、陰茎や股に打撲など外傷を負った結果、生じることが多いです。

では発症頻度はどれぐらいでしょうか。全世界でシルデナフィルで数名、タダラフィルで1名の報告があります。日本では2004年にバイアグラで1名の持続勃起症の発症が報告されています。頻度的には極めて稀な副作用ではありますが、上記のように4時間以上勃起し、陰茎が痛みを伴って、変色してくるようなときは緊急処置が必要な場合があるので注意が必要です。

ED治療ガイドライン第3版 日本製機能学会/日本泌尿器科学会

大阪梅田ライオンズEDクリニック 院長

ED治療薬(バイアグラ、レビトラ、シアリス)の副作用について

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