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糖尿病と勃起不全(ED)の関係について

[2021.01.23]

糖尿病になると勃起不全(ED)になりやすいというのは聞いたことある方が多いと思います。では糖尿病がなぜEDを引き起こすのでしょうか?大きな理由は2つあります。

1つ目は動脈硬化による影響です。血糖値が高い状態が続くと、毛細血管と言われる細い血管がダメージを受け、陰茎への血流が悪くなります。

2つ目は糖尿病の合併症である神経障害によるものです。陰茎や会陰に張り巡らされている神経にも障害が起きることにより、神経線維から脳への伝達が悪くなり、男性の性的反応を引き起こすのが難しくなります。

血管が障害を受け陰茎への血流が減少したり、神経障害が起きると、男性は勃起する事が難しくなることがあります。

米国国立糖尿病・消化器・腎疾病研究所(NIDDK)の調査では、以下のように報告されています。
●糖尿病のある男性の20%から75%が、生涯にわたりある程度のEDを経験している。
●糖尿病のある男性は、糖尿病のない男性に比べ、EDを発症する割合が2〜3倍高い
●糖尿病のある男性は、糖尿病のない男性に比べ、EDを10〜15年早く経験する可能性がある。
●とくに45歳以下の男性で、EDは糖尿病を早期発見するための指標なる可能性がある。

 

私は糖尿病専門医であり、当院でのED治療以外にも糖尿病の診療にも従事していますが、実際に糖尿病外来でEDの相談を受けたことはほとんどありません。5人未満だと思います。

診療時間が限られているという事もあるかと思いますが、一般の内科クリニックでは受付、看護師、医師事務の方々は女性が多いので、EDの悩みがあったとしてもクリニックで相談しずらいと思います。さらに今後、何年も通院すると考えると尚更です。

食事療法や運動療法、薬物療法によって、糖尿病を治療し合併症の進行を抑えることは、EDを治療するためにも非常に重要です。糖尿病を治療することで、血流が良くなり、神経障害も抑えられます。糖尿病患者さんは、血糖値、血圧、コレステロール値をコントロールし目標数値に近づけておくことで、EDのリスクを低下させることができますし、またこれらは糖尿病の他の合併症を予防するためにもとても重要なことです。

 

さらにEDの治療も進歩しています。1999年にバイアグラが誕生した時は全世界が歓喜に沸いたと言われていますが、バイアグラ以外にもレビトラ、シアリスも誕生し、最近ではいずれの薬もジェネリック医薬品の発売が開始され、安価で処方をうけることができるようになりました。さらにED治療薬は効果的な事も多いです。

大切なことは一人で悩まないことです。EDはセンシティブな悩みで、生活の質、夫婦関係などに支障をきたす事があります。糖尿病やEDに関して、専門クリニックに相談することで悩みが解決することがありますので、一度受診することをおすすめ致します。

Diabetes medical consultation in the doctor's office

 

大阪梅田ライオンズEDクリニック 院長

 

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