よくテレビのニュースや特集で免疫力について議論されてますね。新型コロナウイルスの治療法、予防方法がない中、唯一の頼みは自分自身の免疫力です。

免疫力を高めるには以下の方法があります。

• 糖尿病など生活習慣病のコントロールを良くする
• バランスの取れた食事や亜鉛など微量元素をよく取ること
• 体温を温かく保つ
• ストレスをため込まない

などなど、、

当たり前のことかも知れませんがコロナウイルスに負けない免疫力を保つことが、今出来ることなのでしょうか。

最近では糖尿病患者さんはコロナにかかりやすい、重症化しやすいなどと取り上げてられていますがこれは事実です。

細菌やウイルスが体の中に入ってくると「好中球」という白血球が細菌やウイルスを食べて感染しないように働くのですが、高血状態だとこの働きが悪くなります。また高血糖状態になると細い血管の血流が悪くなり、さらに酸素化が悪くなり、病状の回復の遅れに繋がります。

実際に様々な研究で糖尿病患者さんが感染症にかかりやすいという報告がなされています。

結核感染の話になりますが、日本の研究で厚生労働省の発表では糖尿病があると糖尿病がない人と比べると4-5倍感染者が多かったといわれます。

家の中で閉じこもってばかりだとストレスが溜まりますね。糖尿病外来をしていてもコロナが怖くて散歩ができないといっている患者さんも多いですが、公園などのオープンな場所での散歩は国からもおすみつきですし、積極的に散歩するのがいいと思います。

ストレス発散、基礎疾患改善にも今出来ることは散歩、ランニングぐらいでしょうか。。

 

大阪梅田ライオンズEDクリニック　院長