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AGAとは

AGAは「Androgenetic Alopecia」の略称のことで、日本語では「男性型脱毛症」と呼ばれています。AGAは成人男性に多くみられる脱毛症の一種で、成人男性によくみられる髪が薄くなる状態のことです。薄毛の症状に悩む男性のほとんどがAGAであるといわれています。AGAは男性ホルモンが原因でおこる進行性の疾患です。主に思春期以降に額の生え際や後頭部のつむじ周辺から抜け毛が起こり、時間をかけて少しずつ薄毛が進行していく特徴があります。

AGAを発症した場合は、何らかの治療を行わない限り、薄毛の進行を防ぐ事ができないとされており、完全に毛根が死滅してしまうと治療を行っても発毛することはありません。毛根が死滅してしまう前に治療を行う必要があるため、早い段階で医師の診察を受けることが勧められています。

 

 

AGAの原因は?

男性型脱毛症のAGAと髪の毛の生まれ変わる周期である「ヘアサイクル」には非常に大きな関係性があります。

頭皮に生えている毛髪には1本1本寿命があり、ある程度成長した後に抜け落ち、その後に毛根から新しい髪の毛が生えるという周期をヘアサイクルと呼びます。

ヘアサイクルには3つの段階があり、髪の毛が最も活発に成長する「成長期」、髪の毛の成長が止まり細胞の自然死によって毛包が退縮していく「退行期」、毛包の成長が停止する「休止期」で構成されています。また、ヘアサイクルは個々人で一生涯に繰り返される回数が決まっており、約40回と言われています。ヘアサイクルが終了するまで繰り返されることで日々の毛髪の健康状態を保つことができます。

AGAの発症には男性ホルモンの影響、ストレス、遺伝、生活習慣など様々な要因が関わっていると考えられています。その中でも最も大きな要因が男性ホルモンの影響、すなわち「テストステロン」から「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変換し、男性ホルモン受容体の「アンドロゲンレセプター」と結合することによって、毛髪を作る細胞の活動を抑えてしまうことが原因とされています。

 

AGAの分類パターン

AGAの進行状態にはパターンとレベルがあります。頭頂部のつむじ周辺から薄毛が進行していくタイプ、前頭部の額の生え際から薄毛が進行するタイプや、前頭部と頭頂部の薄毛が同時に進行するタイプなど様々なパターンがあります。

これらのパターンとAGAの進行レベルで分類された「ハミルトン・ノーウッド分類」と称される世界的基準が用いられています。1942年アメリカの皮膚科医師ハミルトンが作った薄毛のパターン分類を、後に1975年ノーウッド医師が改定を行なった分類法です。標準値は全部で12パターンあります。

日本でもこの標準値が用いられていますが、日本人では頭頂部の薄毛のみが進行するパターンが存在します。そのため日本では、ハミルトン・ノーウッド分類に1つ段階(Ⅱvertex)を加えた分類が広く利用されています。

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