ザガーロ
ザガーロはグラクソ・スミスクライン社が開発したAGA治療薬(主成分は「デュタステリド」)で日本では2016年に発売開始となりました。プロペシア(フィナスリド)に次ぎ、AGA治療薬として発売された薬剤です。
前立腺肥大症の治療薬としてすでに普及
ザガーロの主成分であるデュタステリドは、前立腺肥大症の治療薬「アボルブ」としてすでに日本で処方されています。前立腺を肥大させるDHTの産生を抑制し、前立腺を縮小させて排尿障害を改善させる効果があります。さらに既に多くの国で前立腺肥大症治療薬としての実績がある薬剤です。
ザガーロの効果
ザガーロはフィナステリドと同じ「5α還元酵素阻害薬」に分類されますが、プロペシアでは5α還元酵素Ⅰ型しか阻害作用がないのに対し、ザガーロはⅠ型とⅡ型の両方を阻害します。AGAの原因の1つと考えられるジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモン産生の阻害効果がより強いことから治療効果が期待されています。