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【医師が解説】新しい海外製ED治療薬、ステンドラとザイデナを徹底解説

[2024.02.03]

診療時に『シアリスより新しい薬があると聞きましたが、取り扱いはありますか?』という質問をよく耳にします。

実際にシアリス発売以降で2つの新しいED治療薬(ステンドラ、ザイデナ)が発売されており、様々なクリニックやインターネットで販売されています。

日本未承認薬であるため、当院では処方しておりませんが、お薬について解説させて頂きたいと思います。

 

第4のED治療薬・ステンドラ(日本未承認薬、当院処方なし)

①ステンドラ(成分名:アバナフィル)

成分のアバナフィルは、日本の田辺三菱製薬で開発され、アメリカのVIVUS社で製造・発売されています。

錠剤は3種類(50mg、100mg、200mg)あり、1日の最大量は200mgですが、これは体格の大きな欧米人向けの用量です。

ステンドラの特徴を一言でまとめると、 シアリスの長所である『食事の影響を受けにくい』『副作用が少ない』という特徴と、

レビトラの特徴である即効性がある』という特徴の両方の側面を併せ持った薬剤ということになります。

ザイデナも同様の特徴ですが、即効性に関してはステンドラの方が上とされており、レビトラの上位互換という認識が一般的です。

 

第4のED治療薬・ザイデナ(日本未承認薬、当院処方なし)

②ザイデナ(成分名:ウデナフィル)

韓国の東亜製薬が2005年から販売開始しています。

唯一のアジア圏で開発されたED治療薬です。

ザイデナの特徴を一言でまとめると、 シアリスの長所である『食事の影響を受けにくい』『副作用が少ない』という特徴と、

レビトラの特徴である即効性がある』という特徴を併せ持った薬剤です。

ステンドラも同様の特徴ですが、ザイデナの効果は比較的マイルドとされており、シアリスの上位互換という認識が一般的です。

錠剤は3種類(50mg、100mg、200mg)ありますが、ED治療薬としては100mgの服用が推奨されています。

 

以上のようにステンドラ、ザイデナともにレビトラ、シアリスの弱点をカバーするような特徴で作られており、患者様にとって最適な薬になる可能性もありますが、国内未承認薬という点には注意が必要です。

国内未承認薬は海外で承認されていながら日本では承認されていない薬のことです。

デメリットの1つとして、国内未承認薬を使って万一副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度は適用されないことが挙げられます

また体格のあまり大きくない日本人にとってはどちらの薬剤も100mgまでの用量での服用が推奨されますが、説明なく処方されたり、インターネットで購入する場合は200mg錠剤を服用する可能性があり、不必要な副作用に見舞われるリスクもあるため注意が必要です。

ゆえに国内未承認薬を購入される場合は、医師から話を十分に聞き、注意点を確認のもと、処方して頂くことを強く推奨します。

当院のED治療薬の処方は国内製造の正規医薬品のみ取り扱っております。

オンラインでの処方は全国対応しております。

かかる費用はお薬代と送料のみ(診察料は無料)ですのでお気軽にご相談下さい。

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